高血圧の基本的な知識と高血圧の方におすすめするサプリメントの情報です。
●高血圧の人数
厚生労働省発表の「平成18年 国民健康・栄養調査の概要」によると、「高血圧症有病者」は約3,970万人、「正常高値血圧者」は約1,520万人で、合計すると約5,490万人でした。
●高血圧の原因
高血圧の危険因子は、食塩の採りすぎ、加齢による血管の老化、ストレス、過労、運動不足、肥満、そして遺伝的要因などが挙げられます。
その他、腎臓病やホルモン異常などが原因で高血圧になる場合もあります。こちらは、原因となる病気が治癒することで、高血圧も改善されます。
つまり、高血圧になったら、
�”袖い�原因で高血圧になっているのではないか検査をし、
��病気が原因でなかったら、生活習慣を改善すること
が必要となります。
●高血圧の判定基準
「高血圧症有病者」、「正常高値血圧者」の判定基準
・高血圧症有病者：収縮期血圧140mmHg以上、または拡張期血圧90mmHg以上、または血圧を下げる薬を服用している者。
・正常高値血圧者：収縮期血圧130mmHg以上140mmHg未満で、かつ拡張期血圧90mmHg未満の者または、収縮期血圧が140mmHg未満で、かつ拡張期血圧が85mmHg以上90mmHg未満の者（ただし、薬を服用していない者）。
簡単にいうと、血圧を下げる薬を飲んでいなくても、上が130mmHg以上であったり、下が85mmHg以上であれば高血圧に注意です！
●高血圧とカルシウム拮抗剤
カルシウム拮抗薬には、副作用があります。
カルシウム拮抗薬は１９８０年代後半から広く使われるようになった、とてもよく効く高血圧の薬で、高血圧の患者さんの70〜80％が使っています。
当時は副作用があまりないということでしたが、2000年ごろからの大規模臨床試験でわかったことはほかの降圧剤に比べ・・・
心筋梗塞・心不全・心臓病のリスクが高いこと。
糖尿病性腎症と高血圧の合併症の場合の患者の腎機能障害に対する阻止効果が低いこと。
がわかってきました。
即効的に血圧を下げる作用からいえば、カルシウム拮抗剤に勝る降圧剤はないのですが、できればほかの副作用のない薬を使いたいものです。
●高血圧と動脈硬化
高血圧が引き起こす、動脈硬化が命とりとなります。
動脈硬化を起こすと、血管がふさがり、血液が流れなくなります。
人間の体の中の血管の長さは、10万キロメートルといわれています。
地球の二周半もの長さが、体の中に詰まっているのですから、人間は血管でできているといっても過言ではありません。
もちろん、大切な臓器も血管の塊です。
その血管が詰まってしまうと、酸素と栄養が臓器に運ばれません。
したがって、臓器の機能が失われます。
脳の血管が詰まれば脳梗塞
心臓の血管が詰まれば心筋梗塞
他の臓器も血管が詰まれば壊れてしまいます。
つまり、高血圧は血管を傷つけることによって動脈硬化となり、すべての臓器の病気のもとになるということです。
●サイレントキラー（沈黙の殺人者）
自分が高血圧でありながら、その半数の人はそれに気付かずにいます。高血圧になると、心臓を酷使することになり、心臓発作や、心臓麻痺、脳梗塞、腎臓病、その他健康上の問題を引き起こす危険があります。
そのため、高血圧はサイレント・キラー（沈黙の殺人者）とも呼ばれています。
寿命を延ばすために私たちが出来ることはたくさんありますが、最も簡単なことは高血圧をコントロールすることです。
●血圧コントロール
高血圧は生活習慣病の1つです。悪い生活習慣が、生活習慣病の原因ですから、悪い生活習慣を改めるしかありません。
正しい食事をし運動もして、必要であれば体重を減らしましょう。喫煙をやめ、塩分や脂肪の摂取を控え、生活スタイルを変えましょう。
とくに今、肥満気味の人、愛煙家、糖尿病を抱えた人、ストレスの多い仕事をしている人、座りがちの生活をする人、大量にアルコールを飲む人、塩分や脂肪、コレステロールを大量に摂取する人たちは、若いうちから高血圧となる可能性があります。
生活習慣とは、毎日、何十年も続けているものですから、急にかえる事は難しいのですが、まずはご自身の生活習慣をチェックすることからはじめて見ましょう。
また、サプリメントを上手く活用する生活習慣を付け加えてみるのも一つの方法です。
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